相続ミニ知識


 被相続人の死亡により相続が開始します。

 身近な人が亡くなると葬儀業者や菩提寺、知人などへの連絡、そして通夜に始まって告別式、法要、納骨などの行事が続き、悲嘆にくれる暇もないと思うほど目まぐるしい日々が続きます。

 それが、四十九日(七七日)を過ぎる頃になると行事などが少なくなり、故人をゆっくりと偲ぶことができるようになります。深い悲しみや喪失感に急に襲われるのもこの頃かもしれません。

 そして、このような中で相続手続を進めていくことになります。

 ただでさえ煩雑で面倒くさい相続手続です。やみくもに進めようとしてもイライラと焦りが募るばかりで、故人との懐かしい思い出が相続手続の苦労話で上書きされてしまいかねません。

 相続手続の全体像とおおまかな流れと相続に関するちょっとした知識があれば、苦労はだいぶ少なくなるのではないかと思います。いつまでに何をしなければならないのか、どのような書類が必要なのかということなどを知っているだけで、二度手間をなくし無駄な手間を省き、有効に時間を使うことができるようになります。

 

  ≫相続手続のおおまかな流れ はこちら

 

また、相続手続の専門家を活用するという方法もあります。もちろん手間がゼロになるということではありませんし、それなりの費用が発生しますが、選択肢の一つとして検討する意義はあると思います。

 

  ≫相続手続の専門家 はこちら

 

故人を偲び、よき思い出を心の中に紡ぎながら、煩雑な相続手続にわずらわされることなく、ゆっくりと穏やかに、ありがとうの気持ちを抱きながらお別れをしたいものです。

相続ミニ知識 CONTENTS

                                         ≫相続手続のおおまかな流れ

              ≫相続手続の専門家

              ≫相続人の調査・確定  相続は、まず戸籍集め!

                ≫戸籍の種類と謄本・抄本等

                ≫住民票と戸籍の附票

                ≫相続において戸籍を集める範囲

                ≫相続放棄において戸籍を集める範囲

                ≫戸籍の集め方

                  ≫除籍、改製原戸籍が入手できないとき

                                                ≫相続関係説明図

              ≫法定相続人と相続分

                ≫代襲相続と数次相続

                ≫相続開始時と適用される相続制度

               ≫旧民法下に開始した相続